仕事で大田区に行く機会があり、空港のすぐ近くだったので、帰りに羽田空港に飛行機を見に行ってきました。
国内線ターミナルは駅の改札口から展望台まで歩いた記憶がありますが、国際線ターミナルは小さいのか、すぐに展望台まで行けました。
もっと国際色豊かかなと思ったのですが、外国の飛行機は、エアカナダとシンガポール航空のみでした。もちろん、ANAとJALも外国に飛んで行くんでしょう。
空港の地図がこちら
僕が行ったのは5月の初夏で南風だったため、飛行機は、
A滑走路、C滑走路を左から右へ離陸
B滑走路、D滑走路を上から下へ着陸
していました。飛行機は向かい風で離着陸したほうがやりやすく、効率が良い為のようです。
北風の時は、この逆になるのかなと思いましたけど、そうなのかどうかは分かりません・・・
チャーリーアプローチ(羽田カーブ)について
なお、D滑走路が出来る前は、夏の南風の時は、C滑走路に左から右へ(北から南へ)降りていたということです。
ジェット機は騒音のため東京の上空を避けるようにして飛ぶため、C滑走路に着陸するには、東京ディズニーランドのあたりから空港に向かって飛び、直前でぐるっと180度近く左旋回して着陸という難しい方法だったようです。
これがRWY16Lのチャーリーアプローチ(通称、羽田カーブ)と言われるもので、着陸の難易度の面では、今はない香港の啓徳空港、ニューヨークJ.F.Kの RWAY13と一緒に挙げられるほどのようだったとのことです。もちろん、香港の啓徳空港が一番難しい。
通常の着陸では、ILS(計器着陸装置)による誘導で降りてくるのですが、羽田カーブでは、ビジュアルアプローチ(手動操縦による有視界飛行)で着陸していました。計器より人間による目視での操縦のほうが優れているということなんでしょう。パイロットの腕の見せ所という感じでしょうか。
いまのジェット機は技術が進化して、ボーイング787あたりだと、パイロットが操縦桿を握る時間は5分間くらいらしく、パイロットの負担が減っているようですが、以前は結構「パイロットの腕にかかっている」なんてシーンが多かったのかなと思います。
それにしても、滑走路4本の過密運用で管制している管制官はすごいわ~。
アメリカみたいなだだっ広い簡単な空港とかなら楽なんだろうな~と思います。